2017/12/10

大満喫!氷点下の探鳥散歩




札幌は真冬日が続いております。
最高気温がマイナスですと、出かけるのが億劫になります。





しかしこれでは運動不足になってしまう!
防寒具に身を包み、市内で野鳥観察をしてきました。


まずは円山です。

今日も安定の真冬日!


近くのコインパーキングに車をとめて、円山への坂道を上ります。


新雪が10cmくらい積もっています



登山道入り口


アカゲラのオス


アカゲラが大きな音をたてて木の皮をむしりとっています。

アカゲラに双眼鏡を向けると、ハシブトガラが右手に飛び乗ってきました。

円山の小鳥たちは、良いか悪いかは別として、人からエサをもらうことに慣れています。

私たちは野鳥の餌付けはしない主義です。
何も持っていないにも関わらず、私の手にも止まってくれて。
そういうのはやっぱり可愛いな、と感じます。
餌付けする人の気持ちも分からなくもない…。



元気いっぱいのエゾリス


帰り道でエゾリスに遭遇しました。

冬毛のエゾリスは、まるまると太っていて大変可愛らしい。

木の幹をチョロチョロした後は、木道の下に潜っていきました。

前に、平岡公園で木道を走るエゾリスを見かけました。木道の下は天敵から身を隠すのに最適のようです。

人間の造った物が、野生動物の役に立っているのを見ると何だか嬉しいです。


円山散策の後「キレンジャク・ヒレンジャクが来ている」という情報のあった市内の公園へ向かいました。



それと最近インスタで投稿を見かけるのですが、どうやらアオバトがこの公園で越冬しているようなのです。


今年は例年より格段に寒さが厳しいのに、アオバトは乗り切れるのでしょうか…?

羽毛を膨らませて寒さに耐えているアオバトの写真を見ると、心配でなりません。



太陽が眩しくて辛い


冬の晴天は良し悪し。
雪に太陽光が乱反射してとても眩しい…。




松の木とヒガラさん

松の木の中には、小鳥が沢山。


ヒガラさんの可愛いお尻♪


キレンジャク・ヒレンジャクは、白樺とナナカマドが植えられているところにいるらしいです。

ナナカマドの木を一本一本確認しつつ歩いていくと、何やらカメラマンが集まっています。



トラツグミでした

北海道では夏鳥のはずですが…越冬する個体もいるんですね。

尾が短くて、体つきが丸っこくて、目も真っ黒、まんまる!



雪を食べて喉を潤しています





ナナカマドの赤い実と、白い雪。そしてトラツグミの繊細な羽根模様。

画になりますね~^^



私たちの後からもたくさんバーダーさんがやってきました。
先に撮影していた人たちが「トラツグミだよ」「ここからなら良く見えるよ」と教えてあげていました。

見ず知らずの人でも、「野鳥好き」という共通点があれば、仲良くなれるような気がします。


トラツグミをじっくり観察した後は、フクロウのいる場所へ向かいます。


こういう松の木にたくさん小鳥が入ってます


白樺に巻き付くブドウの蔓と、シジュウカラさん



松の実?のようなものをついばむヤマガラさん


この公園のフクロウは、肝が据わっているというか何というか。大変目立つところで休憩しています。


エゾフクロウ

肉眼でもフクロウがいると分かる距離で、遮るものは何もありません。

陽の光もいい感じに当たっていて、撮影には申し分ない被写体です。


先日、このフクロウがお食事中の写真を撮影した、という男性からお話を伺いました。

ネズミの頭だけ先に食べて、体は丸呑みだったそうです。ワイルド~。

この方に「ヤマセミも来てたよ」と教えていただき、見に行くことにしました。


川沿いの道へ降りる途中、すれ違うバーダーさんに挨拶をすると、みなさん「まだ居るよ!」「さっき3回くらい魚食べて、今マッタリしているわ」と主語なしで教えてくれます。

この道を行くカメラと双眼鏡を持った人間は、ヤマセミが目的だと分かっているんですよね^^



ヤマセミさん、休憩中~


9月以来のヤマセミは、すっかり葉の落ちた木の枝にしゃがんで、腹ごなしをしていました。




モッフモフの胸毛が、とってもキュート!
脚が隠れているのは、寒いからなのかな?



同じ個体ですが、なんだか鋭い!ジェット機みたい


ヤマセミを見ていたら、山の中からキタキツネが現れました。


他の写真家の方達は皆、キタキツネにシャッターを切りまくっていたのに...。


naoが撮ったのはブレブレの一枚のみ…


キタキツネが通ることでヤマセミに変化があるかもしれないと思って、ヤマセミばかり見ていました…。
冬毛のキタキツネ。尻尾の真ん中がゴッソリえぐれていました。

ケンカでもしたのかな?


こんな感じでした

ヤマセミは全く動じる気配はなかったんですけどね!



フクロウやヤマセミに会えて大満足の散策でした。
キレンジャク・ヒレンジャク、アオバトには会えませんでしたが、またの機会のお楽しみ…ということで。

およそ7.5km歩きました。帰ったらバタンキュー(古い?)でした。




氷点下の服装について


上半身はヒートテック、セーター、ダウンコート、ネックウォーマーにマフラーの重ね巻き、毛糸の帽子、手袋。

下半身はタイツに普通の靴下とスキー用の厚い靴下の二枚重ね、長靴。

ズボンは普通の一枚生地で行ったらすごい冷えたので、帰りにイオンで裏起毛の暖パンを二本購入しました…^^


私が使っている双眼鏡です↓
ウォータープルーフで雪が降っても安心♪
ビクセン 双眼鏡 アスコット ZR8×42WP W

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